あなたの目の前に見えている表面的な『できる、できない』に一喜一憂するのではなくて、これからお子さんが輝きつづけるために、今親としてできることがあるとしたら、どうしますか?もちろん力になってあげたいですよね。
ただし、その思いを妨げるかのように、社会の中にはたくさんの危険な落とし穴というものが存在しています。
一度、ここでその危険に目を向けてみませんか?
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たぶんあなたもよくご存知のマラソン選手「Qちゃん」こと高橋尚子さんのエピソードについて少し触れてみたいと思います。
高橋選手は、走る時『腕の振り方』に特徴があって、そこを中学の頃からずっと注意されてきたそうなんです。
「良いタイムを出すには、《正しいフォーム》にしなくてはダメだ…」普通そう考えます。
正しいことだから、腕の振りを改善しなくてはいけないと、ずーっと周りの人も高橋選手自身も思っていたんだと思います。
ところが、小出監督とであった頃「今までの注意されてきたことは忘れて、自由に走ってみなさい。」と監督は言って、タイムを気にせず自分らしく走らせたというのです。
とたんに、いいタイムがでた!監督は正しくないフォームに目をやるのでなく、別の部分をみていたんですね。高橋選手が持っている独自のものと「走るのが好きだ」ということに。
ご存知の方も多いでしょうが、Qちゃんははじめからトップランナーではなかったのです。小出監督と出会った当時もパッとした選手ではなかったのです。
まわりも本人もダメだと思っていた「腕の振り」をいったん脇において、高橋選手が持っている「走るのが好き」という部分に焦点をあてたとたん、大きな可能性の扉がひらいた!ダメな原因だと思っていた腕の振りすら味方につけてしまった!
あなたもちょっと考えてみてください。
「こういうのがいいものだ」というものは、一見正しくて、疑いようのないものです。
高橋選手に、恵まれた才能があるという確信があったとか、単に人一倍努力したから…ということ以前に、正しいフォームにこだわっていたら…。
今のQちゃんはいなかったかもしれない…。
そして、大切な部分に気づかせてくれた小出監督がいなければ…。
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さて、あなたのまわり、お子さんのまわりを取り囲む「こういうのがいい」はどれくらいあるでしょう。
《こういうのがいいものだ》というものは、一見正しくて、疑いようのないものです。
ふつう、正しく見えるもの。
あなたも、その『いいもの』の枠にお子さんをつい当てはめてしまわないでしょうか?
《いいもの・お手本など》からお子さんがかけ離れている場合だって当然でてきますよね。
自分が劣っていることを感じて、やりきれなくなる。自分に自信が持てなくなる。無意識のうちに最初から「不可能だ」と思い込んでしまい、実際に可能なことでも、できなくなってしまう…
世間でいう基準で、優秀かどうか自分の価値を決めてしまうと…いつのまにか《自分の持っている価値》までもが低くなり、やがて失われていく危険があるとしたら…。
そんな危険はいろんな場所に潜んでいます。
容赦なく「こういうのがいい」がお子さんを次々と取り囲みます。
そう、習い事の現場でも、学校でも、あなたの目が届かない場所でも。または、生活のあらゆる場面で。親のあなたの目の前でも!?
では、どんなことに気をつけたらいいんでしょう?
それは何も、むずかしいことではないと思います。
≪「こういうのがいい」をいったん脇において、もっと自分の持っているものに目を向けることができれば…実はそこに大きな可能性が眠っている。≫
そんなふうに、あなたが心のどこかにとめておくだけでも、お子さんの可能性を育てていくのに必要なお子さんへの信頼サポートができるのではないでしょうか。
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