<ピカソの絵を前にしたAさんとBさんの会話>
Aさん:「こんな絵だったら、自分にでも描けちゃうよ。」
Bさん:「何をいってるの!?ピカソは子供の頃にすでに絵画の基本をしっかりと学んでいるんだよ。」
Aさん:「なるほど…やっぱり基本ができないとダメなんだね。」
Aさん、納得。たぶんみなさんも納得?
ところが、絵の基本であるデッサンや写実的な絵をいくら描き続けていってみたところで、じゃあ抽象的な絵が描けるかというと、ぜんぜんそうではないんです。どんなに修行しても、描けるというわけではない。
道が全然ちがうわけです。
音楽でいえば、クラシックを専門にやってきた人がポピュラーな音楽がすばらくできるかというと、そうでしょうか?歴史的な名曲を数多く残したビートルズは、基礎的な訓練を積み上げたんでしょうか??
“基本の大切さ”はたぶん遠い遠い昔から、あらゆる分野で言われてきていることだと思います。
けれど、あえて言えば「基本を学んでからでないと、できない。」といっていたら、たぶん一生できない…ようなことがあるんじゃないんでしょうか。
基本の階段の1段目から登っていくその先には、すでに基礎を学んで何年にもなる先輩だって山のようにいるわけです。
そして、「基本を10年かかってやり終えました。さてここからは自分の道を模索しながら切り開いてください。」となった時、そこではじめて、もし“どうにもならない!?”現実にぶち当たるなんてことになるのなら、初めからやらないほうがいいかもしれないですよね(!?)
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■「まず基本」でなく「やりたいことがあるのなら、やってみる」ということ
そうならないためにも、「まず、基本を学ぼう」でその道に突入するまえに、「まず何がしたいのか」を明確にすることは大事だと思うんです。
何をやりたいのか。そして、やりたいものをやってみればいいと思うんです。
一歩踏み出してみればいい。
例えば料理がしたいのだったら、「自分はどんな料理がつくりたいのか。」と考えて、まず自分で作ってみればいいじゃない…
たしかにその道、料理の世界にはスゴイ技を持った素晴らしい人が他にたくさんいるでしょう。
でも、それで…自分流で10年やってごらんよ、一生懸命!
そうすると、自分のやり方のプロになるんです。
「やりたいことをやりつづけて、スッゴイ人になっちゃう」
っていうのも十分あるということです。
しかも、そういうことの方が実は多いんじゃないかな?なんて私個人としては感じています。
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