ウン十年ほど前、アメリカに留学していた時、小学生の授業を目にする機会がありました。その時は、体育の時間でボウリングをする授業のようでした。
(大学の構内にボウリング場があって、体育の時間にそこを借りてボウリングだなんて…)
と軽いカルチャーショック(?)を受けたものの、それ以上にショックだったことがありました。
それはもう、めちゃくちゃなんです!
そこにいる子供達は、5人いたら5人メチャクチャなフォームでボウリングをしているんです。
誰もそれを正しいフォームになおそうとかしない。ほんと、めちゃくちゃ。
そして、子供達は心から楽しんで自由奔放にやっているんです!
私はショックを受けました。
だって、日本だったら、まずボウリングとはどういうもので…基本的なフォームはこうで、とかありますよね、たぶん。
それから、アメリカの子供たちって、他人のものや行動をみて「いいなー」と感じた時に、非常にオープンな心で「おもしろいね!」と無邪気に素直に感動しているんです。
「なんか、日本とは違うなァ。」
正直、そんな場面をまのあたりにした時に、大陸と島国って違うんだなァ…(?)とショックを受けたというか、しみじみ感じてしまったのでした。
国民性や、文化…によって、いろんな違い。
かなりおおざっぱな比較かもしれませんが、
「大陸で広くって奔放で(?)という性質と、島国で…ちっちゃくてせせこましい!?性質という違いがあるのかもしれない…」
と私にとっては感じられた衝撃の出来事だったんです。
* * * * *
大陸での文化の中でそだって大きな心を持っていて、なんかいいなぁ。
アメリカやヨーロッパの子はいいね。
そのよさって自分にはないなぁ。
日本って、いろんな異なる国の文化が入り混じっていたりしないし、それに比べたら閉鎖的な社会(?)だし。
etc.…
こう感じてしまった時、
「自分もそういう部分を取り入れたい…」
「自分の子供もそうさせたいなぁ」
なんて、考えてしまう人も多いかもしれませんよね。
でも今回お話したいことは、
「自分達もそうなりたいね、目指そうね」ってお話とはちょっと違うんです。
「?」
「その感覚を持つために海外で暮らせたらいいのかな?」
「留学でもさせてグローバルな感覚を身につけた方がいいのかな?」
もちろん、全然ないよりは、プラスになると思います。
ですが…必ずしもその必要はないんじゃないかと私は思います。
それを見習って…というだけでは、追いつこうということ。
そういう文化の中で育ってきている人とは最初から圧倒的に違うわけだから、彼らに追いつこうと思ってもムリな話。(開き直りみたいに聞こえるかもしれませんが)
日本で、こういう国に生まれて、こういう環境で育ってきたんだから、アメリカで育った人やヨーロッパで育った人が持っていないモノがたくさんあるわけです。
そういうモノをもっともっと磨いて、反対に与えていこうよ。
世界に発信していこうよ!
この考え方ができると、見えてくるものも違ってきます。
そしてこれは、「世界の中の日本人」として…ということだけではないんです。
日本の中での自分、ということでも同じ。
○○の中での自分…
さらに、どんなに範囲を狭めていっても同じこと。
どの範囲の中でも、せばめていっても、広げていっても、同じように言えることだと思います。
* * * * *
人のいいとろこって、たくさん見えちゃうんだけど、人のいいところが見えても、それに追いつこうとすることに必死では、自分が光らないんです。
それに、途中で自分はただの人…って思ってあきらめちゃうことになるんじゃないかと思います。
人に“自分しかないモノ”を与えるんだ!という視点を持つことは結構重要なポイントです。
“自分しかないモノ”それはみーんながそれぞれ持っています。
それをいかに、磨いていくか…。
* * * * *
でも自分(または自分の子供)はごく普通で、「たいしたものなんて持っていない、持っているはずもない」と思う人も多いことでしょう。
けれども、誰一人として同じ環境や、性格や、出来事の感じ方のできる人はいないんです。(似たような環境や、性格や、出来事の感じ方のできる人はいるかもしれませんが。)
自分だけにしかないものってなんだろう?とそれを探して、磨いて、まわりに与えられてはじめて、何かをつかむことができるということだと思うんです。
いくら外に探しにいっても、他の人のよさを探しても、自分のよさを見つけるのは難しいかもしれません。自分の内側を見つめてみないことには。
才能のあるなし、じゃない。
みんなにある。あなたにだって、お子さんだってそうです。
それを見つけて磨いていけるかどうか…
* * * * *
そこで、今からできること。
簡単なことでいいんです。
まずは「自分には何かあるんだ」って感じること。
そんな小さくて、大きな一歩を踏み出すことからはじめてみませんか?
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